千葉県の昭和な観光パンフレット谷津遊園の昭和な観光パンフレット

谷津遊園 : 昭和な観光パンフレット

春の行楽京成電鉄谷津遊園の昭和な観光パンフレット
潮干狩り 春の行楽京成電鉄
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谷津遊園 : 昭和な観光パンフレット

春の行楽京成電鉄

春の行楽京成電鉄 パンフ

このパンフは京成電鉄の発行したパンフで、メインは谷津遊園なのだが、色々な施設に関して書かれている。多分、この風景は京成成田からアクセスする三里塚牧場だと思う。ここは元々御用牧場で、現在は成田空港になっている場所ですね。

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アクセス

アクセス

アクセス
春の行楽京成電鉄

京成電鉄沿線のレジャー施設について書かれている。先述した京成成田からアクセスする三里塚、成田山。京成千葉から京成バスで東金まで行き八鶴湖。京成谷津から谷津遊園へ、経営は違うが京成船橋から船橋ヘルスセンターへ、そして両方から潮干狩り。柴又から帝釈天、国府台から里見公園などである。滝不動尊はつまり金蔵寺である。

地図の中に書かれていて現存する施設や場所

八鶴湖 - Wikipedia
成田山新勝寺 - Wikipedia
金蔵寺 (船橋市) - Wikipedia
法華経寺 - Wikipedia
里見公園 - Wikipedia
印旛沼 - Wikipedia
東勝寺 (成田市) - Wikipedia
真間川 - Wikipedia
江戸川 - Wikipedia
帝釈天 - Wikipedia
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その他の施設

直営 谷津遊園(現存しません)

谷津遊園

谷津遊園
春の行楽京成電鉄

直営 谷津遊園

谷津遊園駅下車 入園料大人70円、小人30円
潮干狩りの出来る遊園地。静かな海を抱いて大気は飽くまで清澄、芝草萌える丘があり、青葉、若葉の林もある。その中に動物園、バラ園、グランドホール等が点綴し、飛行塔、観覧車、廻転ボード等の各種遊戯施設が完備、数多くの草花はりょうらんと妍を競って咲いている。いわば健康の園、おとぎの園で社会科の研究をかねたご家族づれに、また会社や町内会の運動会に思う存分”春の饗宴”を満喫していただくことが出来ます。

遊戯施設

海がとび、山が走るような飛行塔、空中高く展望を楽しみながらぐるぐる廻る観覧車、しぶきをたてるは廻転ボード、子供汽車に、メリーゴーランド、ガラスの家、大人もビックリするビックリハウス等々(何れも一回十円)尚無料の遊戯施設も完備している。

運動場、チューリップ、バラ園、動物園、グランドホール

運動場他

運動場他
春の行楽京成電鉄

運動場
海に面する三千坪のグランドで野球、運動会等に使用されている。

チューリップ
本場は新潟からお嫁入りした十万玉の彼女達が晴れがましくも一斉に微笑んだ時のあでやかなこと、赤、白、黄、紫等々実に目が覚める様なけんらんたる美しさであります。見頃は四月初旬より五月末迄。

バラ園
面積約四,000坪、世界的に最良品種といわれるハイブリッド・バーペチュアル、ベルネシア、ロサ・センチフォリヤ、ロサ・ダマスセナなどをはじめ6000本のバラが白に、ピンクに、黄に、赤に五月中旬から咲き競う。

動物園
芸達者な象のフクチャン、ライオンの谷津雄君に、谷津子チャン、ひょう、くま、あしか等それにペンギン鳥、孔雀、特に珍しい白いカラスもいる。又、終日見ていてもあきない猿ヶ島は人気の中心で、おさるの生態がよくわかります。

グランドホール
プールを前に一際目立つ美しいこの近代的な建物は開口四十米、奥行五十米、観客定員一五00名の大ホールで、盛り沢山の催し物がつぎつぎと上演され慰安の殿堂として異彩を放っている

これらの中で2022年に現存するのはバラ園だけである。

谷津バラ園 - Wikipedia

干狩り(2022年現在、下記殆どの場所で干狩り出来ませんので注意)

春の行楽京成電鉄

潮干狩り
春の行楽京成電鉄

汐干狩り

のどかな春の海、その広々とした砂地には蛤、あさり、汐吹などの貝類がひしめき合って居り、まさに関東一の汐干狩り場である。この既設には海の水も淡い藍色と変わり、沖にはうす紫の靄がたな引く。暖かいひざしを浴びながら干潟を歩いて貝を掘り、蟹と戯れることも楽しいレクリエーションの一こまである。

  • 直営谷津遊園(谷津遊園駅下車)園内で汐干狩りの出来るのが自慢、東京近郊にこんな好条件に恵まれた遊園地はどこにもない。
  • 稲毛海岸(京成稲毛駅下車)浅間神社を背景に富士の眺めもよい代表的な汐干狩り場である。
  • 黒砂海岸(黒砂駅下車)いわば汐干狩りの処女地。従って獲物も多くゆっくり一日を楽しむのによい。
  • 千葉海岸(千葉海岸駅下車)海に突き出た海の家(五千人収容)の周囲がすでに貝の家でここでは美味しい笹蟹も捕らえられる。
  • 出洲海岸(京成千葉駅下車)水清く貝類も豊富、昔からの汐干狩り場で風光もよい、

千葉県において上記の場所は全て、2022年現在は埋め立てられてしまって潮干狩りの出来る場所はないと思う。現在は最寄りでは三番瀬で、その他は京葉工業地帯の埋立地を過ぎ(南下して)、袖ヶ浦、木更津、富津方面まで行かないと出来ない。残念だなあ・・・

最後に

このパンフで東京湾を振り返ってみたが、昭和の時代にいかに東京湾沿岸が変化したのかを感じる。谷津の干潟の南西側は湾岸線、京葉線が走り、その先は埋め立てられ、工場や住宅が建てられて、かつての谷津の風景は無くなっている。

2017年6月撮影の谷津干潟

谷津干潟

谷津干潟
2017年6月3日撮影

2017年6月撮影の谷津バラ園

谷津バラ園

谷津バラ園
2017年6月3日撮影

関連ページ

京成電鉄 谷津遊園案内 : 昭和な観光パンフレット
谷津遊園は船橋ヘルスセンターと並んで一年に一度は行きたい場所だった。そんな谷津遊園のパンフレットの第二弾について、分析してみる。船橋ヘルスセンターもそうだったが、谷津干潟で潮干狩りをして、遊園地では遊ばずに帰るのが我が家の常だったところがある

コメント

  1. 内田 義信 より:

    懐かしいものを見せていただきました。父が園長の時代によく行きました。父が「白いカラス」を持って「私の秘密」(NHK)に出た頃はまだまだテレビも普及しはじめで、近所で見せてもらったものです。

  2. 内田様、
    本業に追われ、暫くホームページのチェックがおろそかになっていました。コメントもお盆の本日見ました。遅れて申し訳ありません。お父様が園長をされていたとはとても興味深いです。私が初めて訪れたのは昭和38年小学校の遠足でした。白いカラスというのも是非見てみたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

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